サザエさん症候群は症状の人によってバラバラですが、その原因も人によってバラバラです。
原因は一つだけではなく、複数の事が重なっている場合も多くあります。
この記事では、サザエさん症候群になってしまう原因をより具体的にご紹介していきますね!

サザエさん症候群の12の原因!
実際にサザエさん症候群を感じている人へのアンケートから、12個の原因があることが分かりました!
職場の人間関係がのストレス
職場での人間関係はとても大切です。職場に嫌な人がいると、その人に会わなくてはいけないと思うだけで憂鬱な気分になってしまいます。毎日毎日顔を合わせ、休みの日は会わなくても良い安心感があるのに、また明日から仕事だと、職場で会わなくてはならないと思い、ストレスを感じてしまいます。
このように人間関係のこじれは、発症につながる可能性が大きいです。そして、一度こじれると、なかなか解消できない場合もあるので厄介です。また、職場に相談できる仲間がいないと辛い気持ちを溜め込んでしまいがちです。信頼できる同期や仲間がいるのであれば、辛い気持ちを聞いてもらうことも大切です。
また、愚痴を言わない人も辛い気持ちを溜め込んでしまい、ストレスを解消できません。もしも、職場に聞いてもらえる人がいないのなら、家族や親しい友人でもいいので、職場の愚痴を聞いてもらいましょう。共感してもらえることや、溜め込んでいた辛さを吐き出したことによって、気分もスッキリすることでしょう。
そして、職場にいる嫌な人とは、適度な距離を保って接するようにしましょう。
仕事上でのストレス
仕事上のストレスもサザエさん症候群の原因にひとつです。特に嫌な上司が話も聞かず怒鳴りっぱなしだと、かなりの苦痛やノイローゼになり、会社にも行きたくなくなります。
仕事もきちんとしているつもりでも、それをきちんと評価もせず否定するような形ではどんどん耐えられなくなりストレスが積み重なって、せっかくの休日にも重くそこのことが頭に残ってしまってもっと嫌になっていくという悪循環に陥ってしまいます。
ちょっとでも仕事に対してのやりがいや楽しみが見つけられれば、サザエさん症候群に対処できるので、自分の気持ちの切り替えや、仕事へのモチベーションを高めたり、仕事へのストレスを少しでも軽減することが大切です。
強い責任感
素直で真面目な人など、責任感が強すぎる人は、発症する可能性が高いと言えます。義務感という重い荷物を背負い、変なプレッシャーを感じてしまうからです。
自分では感じていなくても、知らず知らずにプレッシャーになっている場合もあります。真面目で責任感があることは、人からも信頼されるし、人としても良いことではあるのですが、職場でずっと責任感を持って頑張ることは、疲れてしまうこともあります。
なので、いつも責任感を持って頑張っている人は、少し肩の力を抜くことも大切なことです。また、今の状況が辛く症状を発症している人は、時には逃げ出しても良いのではないでしょうか。
でも、真面目な人や責任感が強い人は、今の職場を離れたら次がないのではと考えてしまったり、今の職場を辞めてしまったら人に迷惑がかかるなど、我慢してしまいます。そして、今の辛い状況から逃れることができずに、頑張ってしまいます。そんな人は、頑張らなくても大丈夫と肩の力を抜き、仕事もほどほどに頑張りましょう。
睡眠不足
平日に満足な睡眠が取れない場合、日々の疲れがなかなか取れず、精神的にも追い込まれてしまいます。そんな人は、平日の仕事から解放される休日にいつまでも寝てしまいがちです。寝られる時が休日しかないのでダラダラと寝てしまうと、体内時計に狂いが出てきてしまい、その結果、夜に寝れなくなってしまうということあります。
睡眠不足は憂鬱な気分になったり、やる気が出ないなど、サザエさん症候群の悪循環にはまってしまいます。
さらに日中も外に出ず寝ていると、日光に当たることによってできるセロトニンの分泌を促すこともできません。セロトニンは精神を安定する働きがありますので、朝の日光に当たってゆっくりすることも大切です。
休日のダラダラ感を引きずっている
休日はほとんど寝てばかりで、ダラダラ過ごすことも原因の一つです。本人は決してダラダラしているわけではないのですが、疲労感が重くずっしりと乗ってしまっているために、お昼過ぎにやっと起きて、午後から掃除や洗濯などしようとしますが思うほどはかどらないこともあります。
日曜日の夜は食欲不振で栄養がとれず、夜も眠れなかったりと疲れがとれません。
ゆっくり寝ていても、疲労感がたまっているせいで中途半端な夕方に眠くなって少し寝てしまうことも多々あります。そんな生活では中々リズムが戻らず、月曜日にもまた食欲不振だったり、体がだるかったりと、休日のダラダラを引きづってしまい、月曜日にエンジンがかからなかったりしてしまいます。
慢性的な身体的疲労
慢性的な身体の疲労もサザエさん症候群の原因のひとつです。
単純に体が疲れていると、作業効率も落ちます。作業効率が落ちると、仕事に費やす時間も長くなり、長時間労働を強いられるためまた疲労が溜まり悪循環です。
また、繁忙期や終わりが見えないハードな仕事が続くと「いつになったら終わるのか」「また明日からあの仕事量が待っている」などと精神的にも追い込まれやすくなるので、発症しやすくなる場合があります。こういった慢性的肉体疲労が続くと、仕事でもミスが出やすくなり、自己嫌悪に陥るのも原因の一つです。
普段できているような仕事にまでミスが出て、「こんなことすら自分はできないのか」追い込まれてしまうのです。さらに、長時間労働が続くと十分な睡眠時間も確保できなくなり、寝不足になるのも発症原因の一つです。
なぜなら、睡眠不足は、集中力低下の原因にもなり、また、認知機能も鈍るため、情報を新しく記憶したり、思い出したりすることも難しくなりがちです。 その結果、仕事などでの人為的なミス、業務パフォーマンスやコミュニケーションの質の低下などを招いてしまい、自己嫌悪やネガティブな思考に陥り発症してしまうのです。
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繰り返す現実的な生活
特殊な仕事をしていない限り、多くの人はある程度同じ生活を毎日繰り返すことが多いです。繰り返しはある意味楽でもありますが、その繰り返しが自分にとって充実した楽しい生活であるかはまた別の問題になります。
人は良くも悪くも慣れる生き物ですし、慣れは次第に飽きることに繋がっていきます。飽きるということは退屈であり、生活がルーティン化していると驚きも発見も刺激もありません。
多くの人は驚きや目新しさばかりの人生ではありませんので、自分の興味のないことを延々と繰り返す生活で、特に目立った達成感も得られなければ次第に人生が退屈に感じ、それでも生活のために強制的に繰り返さないといけないと感じているとモチベーションが下がるばかりです。
ましてやイレギュラーな事が起こった時はどちらかと言えばマイナスなことが多く、さらに心に負荷がかかります。そんな毎日を変えられない、変えたくない、やめられない、続けていかなくてはいけないという矛盾した感情が、心を曇らせてしまいサザエさん症候群へとつながります。
リフレッシュできていない
仕事に行くのが嫌だという理由でサザエさん症候群になることが多いのですが、休日に趣味などを通じてリフレッシュしきれていないことも原因の一つになります。
休日は好きなところに出掛けたり、好きなものを食べたり、家族と過ごしたり、友達と過ごしたり、仕事とは関係の無い時間を使えるはずなのに、好きなことができておらず、休み中であっても、仕事のことが頭に浮かんでしまったり、家でダラダラと何もせずに時間を過ごしてしまったり、楽しかったと思える休日を過ごせていないと、仕事と私生活とのオンオフができておらずに、サザエさん症候群になることがあります。
サザエさん症候群を軽減するためには、メリハリが大事で、休日には仕事の事を忘れて好きなことに没頭して、充実していると思える時間を作ることが大切です。
そうすることで、次の日からの仕事への意欲も沸くことになります。
休日というプレッシャー
サザエさん症候群になるのは、単純に仕事が苦痛だと考えている人だけではありません。
むしろ、仕事が充実している人でもサザエさん症候群になる可能性は十分にあります。
仕事が充実していればしているほど、休みの日も楽しく過ごして充実した時間をすごさなければならない!とプレッシャーを感じることすらあり得ます。
しかし仕事が忙しすぎる人は日曜日は充電期間になってしまい、活発に活動することができません。
仕事によって蓄積された1週間の疲労を回復させる時間になってしまい、朝遅くまで寝てしまったり、だらだらと無意に過ごしてしまいがちです。
現実とサザエさんの世界ギャップ
サザエさん一家は時には喧嘩をしたり叱られたりしながらも、なんだかんだ言いながら一緒に座卓を囲みお茶を飲む、ご飯をたべる今時には珍しく仲の良い家族です。
波平さんに叱られればみんな素直に言うことを聞きます。子どもたちがグレたりしません。マスオさんもサザエさんに愚痴を言ったりしません。近所の方々との近隣トラブルもなく、会社の人々や、タイ子さんなどの親戚の人々もみんないい人ばかりです。現実は、こんな人々ばかりではありませんし、毎日毎日、人に気を遣いながら生活していますよね。
家族で住んでいても夕食を食べたら、自分の部屋に行ってゴロンと横になってテレビでも見るのが普通です。家族そろって正座をして会話しながらお茶を飲むなんてありえませんw。
まだ、ちびまる子ちゃんのように人の醜さや葛藤がうかがえるものならば、何とも感じませんが、サザエさんは現実よりしてはありえない世界です。だから見るとそんな世界が良かったなと、心が苦しくなることもあります。
平日と休日の落差
平日の職場や学校でのストレスが過剰に溜まり過ぎると、その反動が休日の生活に大きく出ることがあります。
ストレスを感じない朝の布団の中は正に天国です。朝寝を貪って起きるのは昼前。
その後も片付けなければならない嫌な仕事(勉強)のない時間は自由そのもの。
ダラダラとテレビを観て、マンガとゲームで気が付けばもう夕方です。
夕食を食べて外が暗くなり始めると、またぞろ明日の辛い現実が迫ってきます
一晩寝た翌朝には、否応なく職場(学校)に行かねばなりません。
それを考えると急激に緊張感が増してきます。
平日の極度の緊張と休日の過ぎた弛緩の差が大き過ぎて、心がその変化について行けないのです。
日々の生活が辛ければ辛いほど、休日の生活はどうしても自堕落が酷くなりがちです。
新しい環境でのとまどい
仕事で新しい環境へ挑戦することは多々あります。例えば、新入社員として会社へ勤め出したり、新しい部署に配属されたり、新しいチームに配属されたり、新しい事業を立ち上げたり、新しい業務に着手したりと、日々新しい環境へのチャレンジが強いられる場合があります。
そうした環境の変化を楽しめる人ならいいのですが、そういった環境の変化を嫌う人にとっては大きなストレスになります。また、新しい環境では、新しい人間関係を築かなければならなかったり、新しいスキルを身につけなければならなかったりと、心身ともに神経を使うことも多々あります。
新しい環境へなかなか順応できない期間が長期化するとどんどん会社から自分を遠ざけたくなり、会社へ行くのが憂鬱になっていってしまう場合もあります。気軽に相談できる相手を作るなど、新しい環境での挑戦を楽しめるような工夫が必要です。
サザエさん症候群の原因を調べてみて
サザエさん症候群の具体的な原因を調べてみると、あらためていろいろあることが分かりました。
特に複数の事が当てはまっているあなたは、月曜日が相当大変なはず。
抜け出し方を書いたこの記事を参考に、サザエさん症候群からの脱出をがんばりましょう!
